東京の出張はかなり少なくなったが、それでもたまには機会がある。
最近は都内を歩くように努めている。
今までは時間に追われて電車・地下鉄での移動で精いっぱいであったが、あえて一駅・二駅を歩いてみるとまた違った発見がある。

ある日、いつもと同じ浜松町へと向かうのだが、今回は山手線を東京駅から新橋駅で降りてみた。
チェックしていたランチが虎ノ門にあるので、新橋駅を降りてまっすぐ、外堀通りを虎ノ門方向へとあるいた。
12月であるが天気が良く、だんだんと暑くなってきた。

10分ほど歩くと虎ノ門の交差点に出て、地下鉄日比谷線の駅の案内が出ていた。
斜め前には文部科学省の古い建物が見えた。
よくテレビで出てくる、文科省とスポーツ庁の看板が掛かっている建物である。
地下鉄日比谷線は古い地下鉄なのでこの交差点もあちこちで工事をしていた。
たぶんエスカレーターやエレベーターなどの設置や駅構内のリニューアルといった工事なのだろうか、オリンピックの特需はこんなところでも見られる。

文科省の隣に、霞が関ビルディングという大きなビルの1階にお目当てのスパゲッティ屋さんがある。
食後もどうせならばと思い、芝まで歩いてみた。

まずは虎ノ門の金刀比羅宮を発見してお参り、その後は愛宕方面へと進み虎ノ門ヒルズなる場所に出る。
昔とはだいぶこの辺りも変化した。
その森タワーというビルの下をトンネルが走っていて、吸い込まれていくように車が出入りしている。
ここは汐留や築地に直行する自動車専用の道路がある。
その横を歩いていると慈恵医大病院と書かれた大きな病院があり、反対側は切り立った丘があった。
東急のホテルの後側は山になっていて、そこが愛宕山であり、愛宕神社があった近くにはNHKの建物も見えた。

ちょっと前にドラマで「JIN-仁」で出ていた、江戸の街並みのパノラマはここの山からのものだったとか・・・
今ではその慈恵医大病院の建物や、森タワーで全く見えない・・・